《第59回地方自治研究愛媛県集会in今治》 地域を知り、あるものを活かし、地域活性化・定住促進を

1021(日)秋晴れの今治市で「第59回地方自治研究愛媛県集会」に128人が参加。集会には、菅良二今治市長から「今日の会が活発な意見交換を通じて『地域の安全安心』『住み続けられる地域づくり』への大きな推進力となりますよう期待をいたします」と『歓迎メッセージ』が寄せられました。

■午前は、@まちづくり・地域活性化44人)、A社会保障・公衆衛生「自治体に求められる自殺対策計画」15人)、Bそこに人がいるから届けたい「いのちの水」13人)、C保育「自然木から木工クラフトづくり」19人)、D青年講座「いまと理想のライフプランを考える」11人)の《5つの分科会》を開催しました。

◎『参加感想』(一部紹介)《まちづくり》○これまでの経過には多々問題はあるが、若い人の学ぶ地域ができたことは良いと思うし、盛り上がってほしい。県内に開かれた獣医学部であってほしい。○施設はすでにできているので、それを活かしていけるよう協力していくことができれば愛媛県内にも余波が伝わっていくと感じた。《社会保障》○保健師と住民等が一緒に学べる機会になりよかった。○自殺問題が中心であったが、家族のあり方、生きていて良かったと思える社会をつくらなければと思う。《いのちの水》○豪雨災害の各自治体の対応と課題を交流し、時間が足りない感じだった。《保育》○楽しく参加できた。保育士さんたちはいろんなアイデアがすぐに浮かぶのか、テーマを決めて形に出来上がっていて、すばらしかった。親子で制作すると喜ばれると思った。《青年講座》○普段あまり考えない自分の生活・人生について考える良い機会になったと思う。○少人数で和気あいあいとグループワークができた。いろいろな方のライフプランも聞けて、違いが見えて面白かった。将来のために(子育てや趣味の充実)貯蓄することが大事だと感じた。○他の自治体の人と交流できる貴重な機会で有意義な時間を過ごすことができた。■この集会を続けていってほしい。自治研ってやはり必要だと思いました。■意見も言いやすく実のある会だった。実践していきたい。■毎年楽しみに参加しています。■この機会がなければ入ることのない施設の見学は今後も取り入れたら良いと思います。

午後《全体会》地場産業振興と地元雇用を考えるシンポジュウムでは、「今治タオル『ブランド戦略』から、地場産業・情報発信・地元雇用を考える」テーマで渡邊利雄さん(渡邊パイル織物社長)、「地元の兼業・高齢農家に寄りそう産直運動から、地域活性化と働く場を考える」テーマで山藤篤さん(愛媛大学社会共創学部助教)の講演がありました。

◎『参加感想』(一部紹介)○今治のタオルの知名度は高い。新しいことに挑戦し続けることが素晴らしいと思った。○今治タオルはいつの間にか有名になったなぁと思っていましたが、地元組合やタオル会社の戦略や努力があったことが改めてわかった。○サイクリングやイベントで活性化させようとする今治市の姿勢に対してうんざりしていたが、地場産業であるタオルを再生して発展させている取り組みを聞くことができて楽しかった。○今までと違う視点でJAおちいまばり産直市場の『さいさいきて屋』を見ることができた。売上額全国3位・パート130人などびっくりのことがあった。○耕作放棄地が減ることは良いことだし、障害者のためにもつながるという点は初めて知った。このような運動が広がるといいと思った。○直売所は近くにあるので興味深く聞け、帰ったら家族に話したい。もっと地元の人に聞いてほしい。先生の視点は一市民として共感できるところが多く、とても面白かった。■今治にいて知らないことだらけでした。タオル、産直運動など勉強になりました。■今回初めて参加させていただきましたが、全体会が興味深い話が聞けて面白かったです。■今回初めて参加した。今治開催ということで、地元の話題が多く出たが、今治の良さを再確認できた。■来年も参加したい。